あじさい街道 手打ちそば麦わら帽子 あじさい山公園 せせらぎor山猫軒 陽山亭
今回は、埼玉の西側エリアへ。秩父と飯能の間に位置する自然豊かな越生(おごせ)は、知る人ぞ知る神秘的な秘境なのだ。
テーマは、「物語への扉を開く旅」。さらさら流れる渓流の横を走るあじさい通りをのろのろと上る。
かなり上ったところにある麦原という小さな小さな集落に、麦わらぼうしという手打ちそばの名店が。
日・月の昼しかやっていない、というまさに趣味のお店。そもそも、観光地化され、一般に知られているような場所ではないので、まさに秘境の贅沢グルメなのだ。
天候に恵まれて全員が望む場合に限られるが、食後の散歩がてら、バスでは入れない道を20分ほど歩いて、山の中腹にある幻想的な喫茶店、「ギャラリー&カフェ 山猫軒」へ。
怖くなるほど深い山奥の中腹に、宮沢賢治の「注文の多い料理店」に登場するあのお店が、突如目の前に現れる不思議。
絵本から飛び出してきたかのような、夢のような世界観。
アートに触れられるギャラリーであり、ぬくもり溢れるカフェでもあり、前衛的なライブハウス空間という顔も併せ持つ。
人を寄せ付けないような大自然の中にいながら、圧倒的な眠気と安らぎに包まれる不思議な違和感。思わず、時を忘れる。
他にはない時間があるから、この不便極まりない山奥の僻地まで、遠方からも絶え間なく人が訪れるのでしょう。
アバンギャルドな小さな火は消え去ることなく、心に魔法をかけて燃え続けていた。
深い森の細道を抜け、芸術的な洗練と、美味しい手作りのスイーツセットに癒される。気づけば、物語の中へと迷い込んでいたようだ。
まるで絵本のなかで生きるかのような猫。恐れや不安という言葉がこの世にあることを知ることなく、ただ丸まって寝ている。
バスで10分、黒山三滝へ。再度、15分ほどのハイキング。
黒山三滝の男滝・女滝で、マイナスイオンを全身に浴びる。
途中に小さな釣り堀があって、店頭で通行人にもキノコ、ニジマス、ヤマメなどを焼いてくれる。
不思議な旅のしめくくりは、山ひだに抱かれてひときわ存在感を放つ、合掌造りのジビエの名店、飛騨観光 陽山亭へ。
壁には北海道で捕まえた熊の毛皮、囲炉裏を囲んで、山の恵みと生き物たちの命を味わう、という自然本来の行為。獣の生命力にも似た、圧倒的な充足感。
食べてみたら、わかる。山の、森の、そして命の味がする。
飼いならされることを知らない獣、その命を味わう、比類なき極上。
この物語の結末は、まだ終わらない…!!!
・開催日:スケジュールを参照
・備考:険しくはないものの、山の遊歩道を歩きますので、スニーカーなど、歩きやすい靴でご参加下さい。
※シーズン、参加メンバーの顔触れや希望などにより、訪問場所や食事含め、スケジュールの内容などは柔軟に変更することがあります。
こちらのイベントへの参加予約は、部員メンバー向けのLINEグループ内で受け付けています。LINEをお使いでない方は、お手数ですがスタッフの携帯(070-5555-5297)までご連絡下さい。