久遠寺、日蓮上人、身延山、白糸の滝、朝霧高原、cafe nature、御殿場ビール
今回は富士山の向こう側、南アルプス市の身延町へ。
身延山に寄り添うようにして、巨大な寺院群が立ち並ぶ、久遠寺へ。ここは、仏教界のロックスター、日蓮上人が開山した寺で、日蓮宗における比叡山延暦寺のような位置づけの総本山なのだ。
三門を抜けると、菩提梯と呼ばれる長い階段が現れる!まさに聖域への修行階段といったところだが、階段が苦手な人は男坂、女坂という別ルートが用意されているほか、少し回り込めば斜行エレベーターも。
あなたが選ぶのは、蛇行する登山道=男坂と女坂?
それともらくらくエレベーター?!
出来ることなら、やはり菩提梯を!頂上に着くころには息が切れるが、上から見下ろしたときの達成感!
階段正面には、久遠寺本堂。左手には五重塔。
雄大な山合いに面した境内には、静謐とした空気が漂う。
下見をした二月には、山肌に雪が残っていた。この雪解け水も、やがて山間を走る富士川の清流となって海へと流れだすのだろう。
広々とした境内。電車では来られないアクセスの悪さから、平日などは人が少なく、まさに秘境の巨大山寺といった風情。
境内から、山肌に沿って整備された連絡通路で、山頂にある久遠寺思親閣へ向かう。
身延山ロープウェイの久遠寺駅で、往復チケット1,500円を購入。
ロープウェイに乗りながら見る、浮世離れした絶景。
山頂の奥之院駅に到着。
駅のすぐ傍らに、休憩所を兼ねた展望台デッキがあった。
長野や甲府盆地方面からの流れを受け継ぎ、駿河湾へと続く美しい富士川と、それを抱く雄大な山々。
そして、少し目線を左に動かすと、そこには世界遺産・富士山の頂上が。まるで手が届くほど近くに、その偉大なパワーを感じることが出来る。
そして、奥の院を参拝。
ぜひ見てもらいたいのが、日蓮上人お手植えの杉。
仏教徒でもなければ、日蓮上人の大ファンでもない私だが、木の根を守るかのように群生した柔らかな苔にふれると、山頂の気温は低いのに、なんだかとても温かかった。
仏の道とは、なんだろう?そして、宗教とは?もちろん、集金装置としての組織的かつ現実的な側面もあるが、ただの集金装置なら、お金は集まらない。人々を惹きつける精神性や世界観があるから、文化としての宗教は存在するのだと思う。
文化とは尊いものだ。それが、実在しない虚妄の世界を生み出す人間のイマジネーションに過ぎないのだとしても。私は宗教を必要としないが、それぞれの宗教に一抹の尊さがあることは認めるし、それがその宗教・文化の周辺に生きる人々の生活の糧になっていることも、憎むべきことではないと思う。現代を生きる私たちの生活の基盤となっている金融資本主義もまた、立派な宗教なのだから。
恐怖、不安、願望、欲望、稚拙さ、打算。すべての「人間的なもの」にとらわれているからこそ、人間は偉大なものにとらわれ、超越した存在として拝む。なかでも、偉大な死に方をした人間を神として祀る日本人の精神性は興味深い。
伝統、文化、宗教とは、人間ありきなのだ。富士山もまた、人間が畏怖の念を持って眺めるからこそ、崇高な存在となるのだから。
そこから静岡県富士宮市に移動し、さらに富士山に近づいた場所にある「白糸の滝」へ。
富士山を背景にして、素晴らしい滝の絶景を鑑賞することが出来る!
荘厳な滝に、虹がかかる!
運がよければ、富士山と、滝と、虹の三重奏が見れるかも?!
久遠寺、ランチ、白糸の滝の所要時間次第だが、時間が許せば富士山を南から眺望するデッキのあるカフェ、cafe natureへ立ち寄りたい。
ウッディな優しい雰囲気の店内で、幸せなカフェタイム♪
そして、〆は時の栖で、自分で注ぐクラフトビール五種飲み放題×食べ放題!4,000円以下でこの内容は、ここでしか出会えない!
・開催日:スケジュールを参照
・備考:スニーカーなど、歩きやすい靴でご参加下さい。
※シーズン、参加メンバーの顔触れや希望などにより、訪問場所や食事含め、スケジュールの内容などは柔軟に変更することがあります。
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