小菅村は、東京都奥多摩町と隣接する山梨県北都留郡の山あいの小さな村ですが、美しい自然環境から生まれる至高の水源を求めて東京ホワイトやKaguwaなどで知られるファーイーストブルーイングの本社が渋谷から移転してきたり、道の駅ができるなど、近年盛り上がりを見せています。そんな村を見下ろすような高台に、2000m級の山々に抱かれるように、地中1,500mの深さから掘り出された温泉、小菅の湯があります。
【泉質について】
水素イオン濃度がph9.98という高アルカリ性で、お肌がつるつるになることから、「美人の湯」と呼ばれています。神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩、うちみ、くじき、冷え性、痔病、運動麻痺、慢性消化器病、病後回復などに効能があります。
【起源・由緒】
【ここが魅力!】
とにかく山奥でアクセスが悪く、電車で東京の奥地の奥多摩まで来て、そこから一日三本しかない小菅の湯行きのバスに乗って一時間弱かかるため、本来はそうそう簡単に行ける場所ではないため、そんな秘境度もまた、小菅の湯の魅力といえるでしょう。
750円で一日ゆったり過ごせるうえ、休憩スペースが豊富にあり、マンガなどもそろっているため、一日ゆっくりリフレッシュするには最高のバカンスになります。また、道の駅には地域の様々な特産物が売られているので、帰りによってお買い物していくのも楽しみの一つ!
標高700m付近にある道の駅こすげの横に、小菅の湯はあります!
大人一日750円で入れる施設内にはさまざまな休憩スペースがあり、ラウンジ、待ち合わせデッキ、男女別仮眠ルームはもちろん、ハンモック、こたつ部屋、カフェテリア、マッサージチェアルームまで、びっくりするほど充実しています!
内湯。入った瞬間に、ぬるっとした感じがありました。
小さなサウナの横には、源泉水風呂があって、これが冷たい!けれど、床はかなりぬるぬるしていました。天然の炭酸も微量含まれている珍しい源泉だそうです。
メインの露天風呂はけっこう熱いです。
ほどよい温度で、思わず居眠りしてしまいそうな壺湯。
左手前のイベント風呂には、ラジウム効果のあるマットが敷いてあり、季節に応じて変わるそうです。この日は生のゆずが入っていて素晴らしい香りがしました!
高地なので、冬の空気は冷たいですが、夕暮れ後の暗くなった露天風呂もまた素敵な雰囲気です。
帰りに、小菅村で夕食をしていくなら、小菅の湯のすぐそばにある「麺屋 梅の木」。こんな山奥の僻地に、こんな美味しいラーメンが?と舌を疑うレベルの味わい。
少し下った村落の一角にある中華料理店「道しるべ」さんもまた、地元の方々に愛される名店です。
風呂上がりのお食事も含めて、山岳地帯の自然の空気の中で過ごす一日を満喫したいですね!