長野 群馬 志賀高原 草津 湯畑 嬬恋村 北軽井沢 鬼押し出し
草津温泉に日帰りで行く、なんて言ったら笑われるかもしれない。それもそのはず、草津は長野の志賀高原に隣接した高原温泉地で、宿泊が前提で訪れる観光地だからだ。
その前提を覆そう。草津は日帰りでも楽しめる。ただし、夫婦やカップルでまったりと草津温泉にいる時間だけを堪能するのとは違い、今回の場合、草津温泉は、刺激的な旅程の最後の花火に過ぎない。
早朝、高速に乗り、碓氷軽井沢インターを目指し、軽井沢を抜けて浅間山の東側を北上し、最初の経由地は北軽井沢エリアの「鬼押出し」だ。
ここは浅間山の噴火によって自然形成された地形で、様々な形の岩を眺めることが出来る非常に興味深いスポット。火山のパワーやメカニズムの学びにもつながる。
自然界が秘めている巨大なエネルギーへの畏怖を感じずにはいられない。
スケールの大きなエリアを散策した後は、雄大なキャベツ畑が広がる嬬恋村へ。
ランチは、高原地帯にポツンとある美味しいイタリアンのお店へ。
ランチセットにつく、サラダと前菜と自家製パン。この自家製パン、見た目は甘いお菓子のようですが、中身はチーズの風味がして、食感はサクッとしっとり。実に美味しく、パスタが来る前にパンだけで食べてしまったのが心残り…。
こだわりのパスタ麺は、(たぶん)自家製麺。噛み心地はもっちりとしているのに重すぎず、絡めたソース(というより濃厚なスープ?)とのバランスがパーフェクト。残りのスープ、とても美味しく、バケットなしで全てスプーンですくっていただきました。
食後は、あえて草津温泉はスルーして、峠の更なる高台、志賀高原方面へ。このあたりもまた、活火山帯で、現在警戒レベル1のため、白根山の火口付近には近づけない。
こちらは、日本国道最高地点から。標高2172mあり、標高511mの高尾山の四倍以上高いのだから、真夏でも空気は冷たく澄んでいる。晴れた日には彼方までの素晴らしい景観が一望できる絶景スポットだ。
さらに進むと、天然温泉とガスの噴き出す平床大噴泉が。周辺には硫黄の匂いが立ち込める。
そこからさらに進み、田ノ原湿原に到着。尾瀬の美味しいどころ取りしたような、歩きやすい散策ルートで高原散歩を楽しもう。
木戸池と呼ばれる池まで歩いたら、バスに再び乗って、一路、白馬など長野側の連峰が一望できる絶景カフェへ。
ここのタケノコ汁は、知る人ぞ知る絶品・・・!!タケノコは渋峠の名産品なのだ。
晴れた日には、長野の白馬や新潟の妙高など、長野市の盆地を挟んで気高き雄峰たちを拝むことができる。
そうして、旅の最後の寄港地は、草津温泉街。
夕暮れ以降にはライトアップされる湯畑周辺でカフェや食事を楽しむのもよし。
西の河原公園を散策し、露天風呂に入ったり、温泉街で土産物を物色するのもよし。
足湯に入って一日の疲れをいやすのも、手軽に気持ちいい時間が手に入る。
草津温泉で締めるこんな日帰りの旅も、悪くはないでしょう?
・備考: 必ずスニーカー等、歩ける靴で来て下さい。/最高地点は標高2,172メートルですので、低地との温度の高低差が激しいです。羽織れる上着を持参してください。
※シーズン、参加メンバーの顔触れや希望などにより、訪問場所や食事含め、スケジュールの内容などは柔軟に変更することがあります。
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